みなさまこんにちは。

私がパチンコパチスロの開発、遊技機開発の際に注意していることは複数あります。
これは私だけでなく、パチンコパチスロ開発者(遊技機開発者)ならばみんなとても気を付けていることが何点もあることでしょう。
なぜなら、パチンコパチスロなどの遊技機は人の感情を動かす精密機器であるためです。
この考えはパチンコパチスロの1ユーザーとしても、ユーザーを楽しませる開発者としても大事にしていなければ良いパチンコパチスロは作れません。
本日は注意していることの中でも「感情曲線」という物について記事にしていきます。

感情曲線とは

みなさんは普段パチンコパチスロを遊技していて「退屈だ」と感じる瞬間は必ずしもゼロではないと思います。これは私自身も把握している部分にはなるのですが、実は敢えて「盛り上げない部分」というものを作ることがあります。これは特に高純増ATや平均獲得出玉が多いパチンコパチスロ台に用いるのですが、その理由は「当たった時や良い展開に繋がった時に注目してもらうため」です。このように遊技している時の感情を「通常時は下がりのグラフ」「良い展開の時は上りのグラフ」のように感情をグラフ化した曲線を感情曲線と私は呼んでおります。

感情曲線で気を付けるべき点①

感情曲線で気を付けるべき点は大きく分けて2点あります。まず1点目が「下限があり、デッドラインがある」という点です。
感情曲線を作り上げるにあたって、パチンコパチスロ遊技者の感情が「このラインより下がったら台を打たなくなる」というラインがあります。
私はこのラインをデッドラインと呼んでおります。実はデッドラインに近付くことが必ずしも悪かと言うと、そうではありません。
大事なのは「デッドラインを超えない事」なのです。
タイミングによってはデッドラインギリギリを攻めると良い効果が現れることがあります。
これが次の②に大きく関わるところになります。

感情曲線で気を付けるべき点②

感情曲線を意識する最大のポイントとも呼ばれる点が「振れ幅」です。
遊技者は退屈な場所で感情曲線が下がり、イライラすると急降下し、長く当たらないと緩やかに下がります。
反面、徐々に良い展開が訪れると緩やかに感情曲線が上がり、突然熱くなると急激に上昇します。(もちろんパチンコパチスロである以上、当たらなければ急降下する事も視野に入れなければなりません。)
実はこの振れ幅は急であればあるほど人の記憶にインパクトを与えることが出来ます。一例として復活演出や図柄の再抽せん演出を思い返して頂ければわかりやすいかと思います。これはネガティブな感情とポジティブな感情の上り幅が急に上がる為、パチンコパチスロ遊技者の脳内に「気持ちいい」「カッコいい」などインパクトが残るようになっております。
パチンコパチスロの開発においても長期的な面での感情曲線は考えなければなりませんが、大事にしたい点は「振れ幅」となります。

まとめ

上記2点を踏まえた結論として、通常時は緩やかに下降の感情曲線を描き、当たる時はデッドラインギリギリのタイミングで急上昇する様な遊技機が開発できればパチンコパチスロユーザーに楽しんでいただけるような遊技機開発が出来ると私は考えております。(もちろん、台のコンセプトやスペック等にも大きく関わってきますので全ての台が振れ幅に固執すれば良いという訳ではありません。)
人の感情を狙って作り出すことは必ずしも簡単な事ではありませんが、普段パチンコパチスロを遊技する際に自分が今どのような感情なのかを客観的にとらえることでデッドラインや感情曲線を理解する事にも繋がります。
是非一度、自分の感情に注目しながらパチンコパチスロを遊技してみてはいかがでしょうか。
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